なぜ台北中心部の銀行・郵政に両替が集中するのか

台湾の銀行レートは全国一律。台湾銀行・兆豊銀行・中華郵政は、台北でも高雄でも、空港でも市内でも同じレートで動きます。だから台北中心部の両替で重要なのは「どこ」ではなく**「いつ・どの時間帯に行ける窓口があるか」**です。
中心部に両替手段が集中している理由は、銀行・郵政の支店ネットワークがMRT 主要駅(台北車站・中山・市政府)周辺に集まっているから。市民の生活動線がそのまま外貨両替の動線になっているわけです。観光客向けの専門両替商が街中に並ぶ韓国・香港とは違い、台北では銀行の両替店で地元の人と同じ列に並ぶのが当たり前の光景です。
- 平日9:00〜15:30:銀行(台湾銀行・兆豊銀行)が使える。最良レートで費用なし
- 平日〜土曜午前:中華郵政(郵便局)が開いている。レートは銀行とほぼ同等
- 毎日11:00〜22:00:中山エリアの昇祥茶行が、銀行レートに近い水準で土日・夜も対応
- それ以外の時間:新光三越が最後の手段。便利だが300円/万円のコスト

Conclusion
3行で言うと、こう。
- 銀行・郵政が最良。台湾銀行は平日9:00〜15:30、郵政は平日夕方・土曜午前も可
- 中山に泊まるなら 昇祥茶行 が夜・週末の本命。土日も22:00まで、銀行と誤差レベルのレート
- 台北101 内の両替所はまとまった金額には向かない。1 万円あたり 約 600 円 銀行より不利
AREA COMPARISON
台北エリア比較表
台北市内の主な選択肢を並べた表です。台湾の3行はほぼ横並び、全国展開大手(Travelex・三菱UFJ ワールドカレンシーなど)や日本側の空港の両替店は明確に不利 という構図です。市内のどこで換えるかよりも、「日本側でまとめて換えないこと」「台北101の両替所を回避すること」の2点が大切です。
主要ロケーション 比較
レート 2026-06-11 12:24
Real rate comparison
| 店舗 | 1万円→元 | 評価 |
|---|---|---|
| 台湾銀行 | 1,886元 | 😊 |
| 兆豊銀行 | 1,887元 | 😊 |
| 中華郵政 | 1,882元 | 😊 |
| 成田空港(GPA・成田空港直営両替) | 1,795元 | 😩 |
| 羽田空港(日本空港ビルデング外貨両替所) | 1,795元 | 😩 |
50,000円シミュレーション
台湾の主要銀行と成田空港の両替店の差は 5 万円換算で約 2,500 円(約 490 NT$ 相当)。一方、台湾銀行・兆豊銀行・中華郵政の3行どうしの差は 数十円程度 に収まります。市内の3行どうしは誤差レベルなので、「近いところで換える」で十分です。
Best
9,435
兆豊銀行
Worst
8,973
成田空港(GPA・成田空港直営両替)
台北の3エリアカード
台北市内で両替を検討するなら、実質的に以下の3エリアが選択肢になります。タップで詳細ページに進めます。
中山エリア
◎中山駅周辺。昇祥茶行が土日も22時まで営業で、銀行と誤差レベルのレート。台北で唯一「曜日・時間に縛られない」エリア。
台北101エリア(信義)
✕台北101 ショッピングセンター内の両替所はとくに不利な部類。観光ついでに換えると 1 万円あたり 約 600 円 損する水準と言われており、徒歩圏の台湾銀行で換える方が無難です。
桃園国際空港(到着直後)
◎台湾は空港レートも市内と同じ全国一律。到着直後に空港で換えるのが最も損しない動線です。
WHERE TO EXCHANGE
台北の代表チェーン店・銀行
台北市内を横断して両替に使える代表的な窓口は、台湾の主要銀行 + 中華郵政 + 中山の老舗茶行です。1つ覚えておけば、どのエリアにいても外しません。

◎ 平日の第一選択
台湾銀行(Bank of Taiwan)
台湾最大の銀行で、市内各所に支店あり。外貨両替専用の窓口や2階に案内されることが多く、番号札を取って待つシステム。日本語案内が掲示されている支店も多く(中山支店など)、手順は日本の銀行と大差ありません。ただし平日15:30で窓口が閉まる ため、夕方以降・土日は使えません。
- 営業時間
- 月〜金 9:00〜15:30(土日休)
- 手数料
- 1回30TWD(約140円)
- 必要書類
- パスポート原本+宿泊ホテル名(英語で記入)
- レート
- 1,886元/万円
◎ 平日の選択肢
兆豊銀行(Mega Bank)
台湾銀行と並ぶ銀行の両替店。レートは台湾銀行と誤差レベルなので、近い方・行列が短い方を選べば問題ありません。台北市内各所に支店があり、中山・台北駅・信義エリアなど主要繁華街でアクセスできます。
- 営業時間
- 月〜金 9:00〜15:30(土日休)
- 手数料
- 1回30TWD(約140円)
- 必要書類
- パスポート原本
- レート
- 1,887元/万円
○ 平日夕方・土曜午前も可
中華郵政(郵便局 / Chunghwa Post)
銀行が閉まった平日15:30〜17:00、または土曜午前中に使える貴重な選択肢。レートは台湾銀行と僅差で、手数料なしで両替できます。台北駅構内の郵便局は土曜午前も営業しており、旅程に組み込みやすいです。整理券を取って番号を待つシステムで、混雑時は時間に余裕を持って。
- 営業時間
- 月〜金 8:30〜17:00 / 大型店は土曜午前も可
- 手数料
- なし
- 必要書類
- パスポート原本
- レート
- 1,882元/万円

◎ 土日・夜の最良解(中山エリア限定)
昇祥茶行(Shengxiang Tea)
台北で唯一と言っていい、銀行が閉まった時間帯・土日でも銀行と誤差レベルのレートで両替できる場所。名前の通り老舗のお茶屋さんで、両替をしたらお茶を買うことが習慣化していますが、買わなくても両替だけで利用は可能です。中山駅エリアに泊まっているなら、ここだけ覚えておけば両替で困りません。中山以外の宿泊者でも、地下鉄1本でアクセスできます。
- 営業時間
- 毎日 11:00〜22:00(土日も可)
- 場所
- 中山駅から徒歩数分(中山エリア)
- 手数料
- なし
台北ならではの4つのコツ

台北の3エリア・4種類の窓口を 使い分けるための実践ノウハウ を4つに整理しました。曜日と時間を頭に入れておくと、台北滞在の両替体験は格段にスムーズになります。
- 01
平日午前中がもっとも効率的
銀行(台湾銀行・兆豊銀行)が朝イチで空いているのは 平日10:00台。観光より先に両替を片付けてしまうと、その日の動きがスムーズになります。
- 02
土日・夜は中山の昇祥茶行に集約
銀行・郵政が閉まる時間帯・土日は 中山の昇祥茶行(11:00〜22:00 毎日) に動線を集める判断が現実的。中山以外に泊まっていても MRT 1本でアクセスできます。
- 03
台北101 内の両替所は避ける
信義エリアの台北101 ショッピングセンター内の両替所は 1 万円あたり 約 600 円 損 すると言われており、台湾の観光地でもとくに不利な部類です。観光のついでに換えてしまわないよう、信義エリア訪問前に台湾銀行 世貿中心分行など徒歩圏の銀行で済ませておきましょう。
- 04
到着日は桃園空港で済ませる手も
台湾は空港レートも市内と同じ全国一律。「土曜の午後に到着」のような銀行・郵政が使えないタイミングなら、桃園空港の到着フロアの台湾銀行で換えてしまうのが損しない動線です。
Warning
台湾の両替にはパスポート原本が必要
台湾では金額を問わず、銀行・郵便局・デパート代理店など、どの両替場所でもパスポート原本の提示が必要です。コピーや写真は不可。銀行では宿泊先のホテル名を申請書類に英語で記入する手順もあります。ホテルの予約確認メールをスマホに入れておくか、ホテルの名刺を持参するとスムーズです。
FAQ
よくある質問
Q1.土曜の午後に台北に着きました。銀行は閉まっていますか? +
銀行(台湾銀行・兆豊銀行)は土曜・日曜休業です。土曜午前中であれば一部の中華郵政(郵便局)が開いていますが、午後は基本的に閉まります。中山エリアに宿泊しているなら 昇祥茶行(11:00〜22:00・毎日) が唯一の良質選択肢。それ以外のエリアなら 新光三越(レートは悪め) が現実解です。到着日の分は桃園空港で換えておくのが、最もストレスのない対処法です。
Q2.台湾銀行の窓口での手順は?日本語は通じますか? +
手順:入店→整理券を取る→書類に記入→呼ばれたら窓口へ→パスポートと現金を出す、以上です。中山支店など日本人利用者が多い支店では日本語案内書類があります。英語でも十分通じますが、記入書類は英語(またはローマ字)で書くこと。日本語ではないので注意してください。
Q3.昇祥茶行でお茶を買わないといけませんか? +
必須ではありません。両替だけでも利用可能ですし、スタッフも慣れています。ただし老舗の名店として品揃えは確かで、台湾産のお茶を手土産として購入していく旅行者も多いです。せっかくなら1袋試してみるのも旅の一部として面白い、というくらいのニュアンスで捉えてください。
Q4.台北市内でATMを使って現金を引き出す方法は? +
Wise デビットカードがあれば、台湾の提携ATM(台湾銀行・兆豊銀行)で台湾ドルを直接引き出せます。手数料無料枠は公式サイトで最新情報を確認です。ただし台湾はカード決済が弱い国なので、両替で現金を用意するのが主軸で、ATM引き出しは補助と位置づけると安心です。
Q5.何日分の現金を準備すればいいですか? +
3〜4日の台北滞在で5〜7万円分が目安です。台湾は夜市・タクシー・小規模飲食店・スーパーでも現金しか使えない場面が多く、韓国や香港と比べて現金消費が多い傾向があります。1日1.5〜2万円分は用意しておくと余裕が持てます。余ったら帰国前に桃園空港で日本円に戻す(両替手数料あり)か、次回旅行用に保管を。