日本側での両替、どう考えるか

日本出発前の両替は、「どの通貨か」で結論が大きく変わります。
実測のレート差(1 万円あたり実質手数料)で見ると、おおむね次の 2 グループに分かれます。
- 比較的良いグループ:米ドル(USD)・ユーロ(EUR)・英ポンド(GBP)・スイスフラン(CHF) — 成田・中部など一部空港の両替店では全国展開大手(Travelex・三菱UFJ ワールドカレンシーなど)と並ぶ水準が出ます(羽田の EUR・CHF は同じ通貨でも明確に悪く、空港間の差が出やすい)。郵送・Wise はそれよりさらに有利ですが、空港でも許容範囲。
- 大きく不利なグループ:韓国ウォン(KRW)・台湾ドル(TWD)・タイバーツ(THB)・香港ドル(HKD)・シンガポールドル(SGD)・中国元(CNY)・豪ドル(AUD)・カナダドル(CAD)・NZ ドル(NZD)など — 日本側で換えると、現地到着後や外貨両替ドルユーロ(郵送)と比べて 5 万円換算で 2,000〜5,000 円規模の差が出ます。
基本方針: USD・EUR・GBP・CHF は日本で用意してよい。それ以外は外貨両替ドルユーロ(郵送)か現地到着後で換える。 空港の両替店は緊急時の少額に絞るのが合理的です。
Conclusion
通貨別の判断早見
- 米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフラン — 日本で用意して問題なし。第一候補は外貨両替ドルユーロ(郵送)か Wise、空港の両替店も成田・中部などでは全国展開大手と並ぶ水準で許容範囲(羽田の EUR・CHF は他空港より割高な点だけ注意)
- 韓国ウォン・台湾ドル・タイバーツ・香港ドル等のアジア通貨 — 現地到着後の両替店が大幅に有利。出発前に手元に置きたい場合は外貨両替ドルユーロ(郵送)が現実的
- 豪ドル・カナダドル・NZ ドル — 日本側で換えると大幅に不利。現地到着後または外貨両替ドルユーロ(郵送)が第一候補
- 共通 — 不利なグループの本格両替は郵送か現地、空港は最低限に
OPTIONS
日本出発前の選択肢
△ 通貨で事情が違う
日本の空港の両替店(成田・羽田・関空・中部・福岡)
日本の空港の両替店は、通貨により事情が大きく違います。米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフランは成田・中部などで全国展開大手(Travelex・三菱UFJ ワールドカレンシーなど)と並ぶ水準で、出発前の選択肢として相対的に許容範囲です(ただし羽田の EUR・CHF は他空港より明確に割高なので注意)。一方、韓国ウォン・台湾ドル・タイバーツ・香港ドル・豪ドル・カナダドル・NZ ドルなどは、現地到着ロビーや市内の両替店と比べて 5 万円換算で 2,000〜5,000 円規模の差になります。
不利なグループの本格的な両替は郵送か現地に寄せ、空港の両替店は出発当日の交通費・少額予備に絞るのが合理的です。
- 場所
- 成田・羽田・関西・中部・福岡 等
- 営業時間
- 概ね 6:30〜21:30(空港による)
- レート評価
- 米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフランは成田・中部などで全国展開大手と並ぶ(羽田の EUR・CHF は割高)/その他のアジア通貨・大洋州通貨は現地より大幅に不利
◎ 推奨
外貨両替ドルユーロ(郵送)
全国展開大手や空港の両替店より有利なレートで、自宅に外貨を郵送してもらえるサービス。米ドル・ユーロ・英ポンド・韓国ウォン・台湾ドル・シンガポールドル・タイバーツ・香港ドル・中国元・豪ドル・カナダドル・NZ ドルなど多くの通貨に対応しています。旅行の 1 週間前に申し込めば余裕を持って準備できます。
- 方法
- ウェブで申込 → 自宅に外貨を郵送
- 準備期間
- 申込から3〜5営業日が目安
- レート評価
- 全国展開大手・空港の両替店と比べて明確に有利。通貨によっては現地と同水準
◎ 推奨(アジア通貨向け)
現地到着後に換える
韓国ウォン・台湾ドル・香港ドル・タイバーツ・シンガポールドル・豪ドル・NZ ドル等は、現地で換えるほうが日本の空港より明確に有利です。各国の両替ガイドをご覧ください。なお現地到着直後に少額が必要な場合は、Wise デビットカードによる ATM 引き出しで対応する方法もあります。
- タイミング
- 到着空港または市内の両替店
- レート評価
- 現地市内が日本の空港より大幅に有利なケースが多い
日本の空港別まとめ
- 01
成田空港(NRT)— 通貨で事情が違う
成田空港の両替店は、米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフランでは全国展開大手と並ぶ水準で、出発前の選択肢として相対的に許容範囲です。一方、韓国ウォン・台湾ドル・タイバーツ・香港ドル・豪ドル・カナダドル・NZ ドルなどは、現地到着ロビーや市内の両替店より明確に不利になります。成田発の旅行者は不利なグループを現地到着後に換えるか、出発前に外貨両替ドルユーロ(郵送)を選ぶのが合理的です。
- 02
羽田空港(HND)— ユーロ・スイスフランは成田より割高
羽田空港の両替店は、ユーロやスイスフラン、香港ドル・NZ ドルなどで成田より割高な水準が出ます。米ドルは成田・全国展開大手と概ね並ぶ水準。韓国ウォン・台湾ドル等のアジア通貨は成田と同水準で、いずれも現地到着ロビーや郵送より不利です。羽田発の場合も、出発前準備は外貨両替ドルユーロの郵送、現地通貨は到着後に受け取るのが現実的です。
- 03
関西国際空港(KIX)— 米ドル・東南アジア通貨で不利
関空の両替店は、米ドル・タイバーツ・韓国ウォンで他の日本側空港より割高な水準が出ます。関空利用者は外貨両替ドルユーロの郵送か、現地到着後の両替を選んでください。
- 04
福岡空港(FUK)— 主要通貨で他の日本側空港より割高
福岡空港の両替店は、米ドル・ユーロ・韓国ウォン・台湾ドル・スイスフランなど主要通貨で他の日本側空港よりさらに割高な水準が出ます。福岡〜釜山・ソウル便利用者でも、出発前は外貨両替ドルユーロの郵送、現地到着後は仁川到着ロビーや市内 MoneyBox で本格両替、の順序が有利です。




Warning
市内専門店について
東京・大阪の市内には、空港より良いレートの両替専門店が存在します。通貨によっては現地並みのレートが出ることもありますが、対応通貨が店舗によって異なり、在庫が不安定で品切れになることもあります。移動の手間もかかるため、上級者向けの選択肢と位置づけてください。本サイトでは個別店舗の情報は追跡していません。
★ Editor's pick · For pre-departure prep
外貨両替ドルユーロ
出発前に外貨を手元に準備したい方へ。 全国展開大手や空港の両替店より明確に有利なレートで、自宅に郵送。1 週間前に申し込めば余裕を持って準備できます。
Alternative · For frequent travelers
Wise デビットカード
現地 ATM で引き出す方法も。 日本側での両替を最小限にして、現地で Wise デビットカードから引き出す選択肢です。手数料無料枠の条件は公式で最新情報を確認してください。
FAQ
よくある質問
Q1.出発当日の朝、やはり空港で換えるしかない場合は? +
通貨により判断が分かれます。 米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフランであれば空港の両替店は全国展開大手と並ぶ水準なので、緊急時の選択肢として機能します。一方、韓国ウォン・台湾ドル・タイバーツ・香港ドル・豪ドル・NZ ドル等は 現地到着ロビーや市内のほうが明確に有利なので、空港では交通費+少額予備に絞ってください。現地通貨を到着後すぐに使う想定なら、Wise デビットカードで現地 ATM から引き出す方法も合わせて検討すると安心です。
Q2.日本で換えてよい通貨と、現地で換えるべき通貨の見分け方は? +
目安は「1 万円あたりの実質手数料が 500 円台以下に収まるか」です。 米ドル・ユーロ・スイスフランは概ね 300 円前後以下、英ポンドは 500 円台で、いずれもこの目安に収まる通貨で、日本で用意して問題ありません。韓国ウォン・台湾ドル・タイバーツ・香港ドル・シンガポールドル・中国元・豪ドル・カナダドル・NZ ドルは日本側で換えると 700〜1,400 円規模の手数料になり、現地や郵送のほうが明確に有利です。
Q3.外貨両替ドルユーロはどんな通貨に対応していますか? +
米ドル・ユーロ・英ポンド・韓国ウォン・台湾ドル・シンガポールドル・タイバーツ・香港ドル・中国元・豪ドル・カナダドル・NZ ドルなど多くの通貨に対応しています。対応有無や送料条件は変動するため、最新の対応通貨は申込前に公式サイトで必ず確認してください。
Q4.Wise カードを使うと両替が完全に不要になりますか? +
現地 ATM での引き出しで日本側の両替を最小化できます。ただし月に一定額までの手数料無料枠があり、それを超えると手数料がかかります。また台湾などカード決済が弱い国では、現金をある程度用意しておく必要があります。Wise 単独では不安な場合、少額の現金を外貨両替ドルユーロで準備 + Wise で補完するのが実用的です。