タイの両替は「日本側で換えない」のが基本
タイ旅行の両替は、日本側で先に換えないことが基本方針です。全国展開大手(Travelex・三菱UFJ ワールドカレンシーなど)や日本側空港の両替店でバーツを買うと、現地で換える場合と比べて 5 万円で 約 4,400〜5,500 円 不利になります。スワンナプーム空港地下1Fまたはバンコク市内のシーロム周辺で換えるのが、タイでは合理的な選択です。
タイは観光大国で外貨需要が常に高く、市街地でも空港でも両替商の競争が効いています。市内シーロムのチェーン店は為替市場の中値から +0.2% 程度、空港地下1Fでも +1% 以内に収まっており、これは全国展開大手や日本側空港の両替店(中値比 +9〜13%)と比べて明確に有利な水準です。市内と空港地下1Fの差は 5 万円で 約 370 円 程度なので、どちらを選んでも訴求軸として大きな違いは出ません。
日本側で先にバーツを買う場合、全国展開大手・日本側空港の両替店は中値比 +9〜13% で、現地と比べると 5 万円で 約 4,400〜5,500 円 不利な水準です。日本側で完結させたい場合は、郵送型の外貨両替ドルユーロ(中値比 +4.6%)が、全国展開大手・日本側空港・海外クレカ決済(3.85% 上乗せ)と比べて明確に有利な選択肢になります。
Conclusion
3行で言うと、こう。
- 日本側では換えない。全国展開大手・日本側空港の両替店は、現地と比べて 5 万円で 約 4,400〜5,500 円 不利
- 空港地下1Fか市内シーロム。差は 5 万円で 約 370 円 程度、動線で選んで構わない
- 大金は市内シーロムに集約。差額が実額として効いてくる規模になる
RATE COMPARISON
タイの両替レート 一覧
主要エリアと空港、参考までに日本国内の代表ロケーションを並べた一覧です。この表の用途は「日本側で換えるとどれだけ差が出るか」を視覚化すること。市内のシーロムや空港地下1Fと、全国展開大手・日本側空港の両替店との差を確認してください。
バンコク市内・スワンナプーム空港・ドンムアン空港・郵送・市場中値
レート 2026-06-10 12:21
Real rate comparison
| 店舗 | 1万円→バーツ | 評価 |
|---|---|---|
| ⭐ Super Rich Thailand(緑) | 2,045バーツ | 🤩 |
| ⭐ HappyRich Exchange | 2,030バーツ | 🤩 |
| ⭐ HappyRich Exchange(ドンムアン空港) | 2,025バーツ | 🤩 |
| 外貨両替ドルユーロ | 1,961バーツ | 😊 |
| ⭐ Wise(中値レート) | 2,054バーツ | 🤩 |
50,000円シミュレーション
バンコク市内のシーロムと、日本国内で現金を受け取れるサービスのなかでは明確に有利な郵送(外貨両替ドルユーロ)を比べると、5 万円換えて受け取れるバーツに 約 420 バーツ(約 2,100 円相当)の差が出ます。さらに、全国展開大手や日本側空港の両替店で換えると、市内シーロムとの差は広がり、5 万円で 約 4,400〜5,500 円(約 880〜1,100 バーツ相当)が消える計算になります。
Best
10,225
Super Rich Thailand(緑)
Worst
9,806
外貨両替ドルユーロ
タイのおすすめ両替方法
ここでは 出発前 → 到着直後 → 滞在中 → 大金両替 の時系列で、現実的な選択肢を整理します。「いつ・どこで・いくら換えるか」が決まれば、選び方は自然に決まります。
1. 出発前に準備するなら
「現地で両替する時間を減らしたい」「到着後すぐタクシーや移動をしたい」という方は、日本にいるうちに準備しておく のが現実的です。ただし、全国展開大手や日本側空港の両替店で先にバーツを買うのは避ける のが大原則。5 万円換えると、現地市内と比べて 約 4,400〜5,500 円 の差が出てしまいます。
選択肢は 外貨両替ドルユーロ(郵送両替) と Wise デビットカード の2つ。前者は出発前にオンライン申込みで自宅にバーツ現金が届くサービス、後者は海外ATM引出しと現地カード決済を組み合わせるスタイルです。バーツの在庫状況は店舗・時期で変わるため、郵送派は出発 1 週間前までに早めに申し込んで確認するのが安全です。
Alternative · For pre-departure prep
外貨両替ドルユーロ
出発前に手元にバーツ現金を用意しておきたい派。市内シーロムや空港地下1Fと比べると 5 万円で 約 2,100 円 ほど劣りますが、全国展開大手・日本側空港の両替店と比べると明確に有利(5 万円換算で 約 2,200〜3,400 円 の差)、海外クレカ決済(3.85% 上乗せ)と比べてもわずかに有利(5 万円換算で 約 300 円 の差)で、自宅まで届くのが大きな利点です。在庫状況は店舗・時期で変わるため、出発 1 週間前までの早めの申込みで確認するのをおすすめします。
Alternative · For frequent travelers
Wise デビットカード
カード決済とATM引出しで両替の手間自体を省きたい派。タイは中規模店ならVisa/Mastercardが広く使え、ATMも主要都市に広く整っています。為替市場の中値に近いレートで両替できるため、海外クレカ決済(3.85% 上乗せ)と比べて 5 万円で 約 2,000 円 ほど有利になります。引き出し手数料無料枠は公式サイトで最新情報を確認(タイ側ATMの現地手数料 ฿220 程度は別途発生)。深夜便で空港地下1Fが閉まっている場合の保険にもなります。
2. 出発当日・到着直後なら
タイ到着時は、スワンナプーム空港の地下1Fまで降りる のが基本動作です。地下1Fの両替店は市内とほぼ互角のレートを出しており、空港でまとめて換えてもほぼ差は出ません(市内シーロムとの差は 5 万円で 約 370 円 程度)。営業時間は HappyRich が 05:00〜24:00、SuperRich が 05:30〜23:30 と長く、日本からの主要便はほぼカバーできます。
ただし、到着フロア(2F)の両替店は使わない。到着フロアの両替店は市内シーロム比で 5 万円換算で 5,000 円超の差が出ることがあり、空港内で同じ系列でも地下1F店と到着フロア店でレートが分かれていることがあります。到着フロアでは換えず地下1Fまで降りると覚えるのが安全です。地下1Fまではエスカレーター数分、ARL乗車口へ向かう動線そのままです。
なお、深夜0時以降の到着便では地下1Fも閉まっています。空港内のATMでWise引出し、もしくは少額だけホテルまでの移動費に絞り翌朝市内で換える、のいずれかが現実的です。詳細は スワンナプーム空港の両替 でまとめています。
3. 滞在中に両替するなら
バンコク滞在中の両替は、「シーロムまで行けるかどうか」 で決めるのがいちばんわかりやすいです。
- シーロム(サラデーン駅・チットロム駅周辺) にいるなら、迷わずそこ。SuperRich Thailand 本店・HappyRich などタイの主要チェーンが徒歩圏内に集中しています
- モール内の SuperRich(セントラルワールド・サイアムパラゴン・ICONSIAM・MBKセンター・Terminal 21等)も路面店と僅差で、観光ついでに使える
- ホテル両替は最終手段。市街地の路面店と比べて 1 万円当たり 900 円超も差が出ることがあります
3〜5万円程度の追加両替で、シーロムまで地下鉄で30分かけて移動するかは金額次第。少額ならモール内 SuperRich で十分、まとまった金額なら本店クラスを目指す、というのが合理的な使い分けです。
4. 10万円以上など大きく換えるなら
両替額が大きくなるほど、レート差は実額として効いてきます。市内シーロムと全国展開大手・日本側空港の両替店との差は実測 1 万円あたり 約 870〜1,100 円。10 万円なら 約 8,700〜11,000 円、20 万円なら 約 17,400〜22,000 円 の差で、シーロムまで移動する価値が十分にある規模です。
候補は シーロム周辺に集約 されます:
- SuperRich Thailand 本店:チェーン本店、緑色看板でタイ最大手の安定感
- HappyRich Exchange:黄色看板のチェーン、SuperRichの混雑時の代替候補
- SuperRich 1965 本店:オレンジ系看板の別チェーン、日によってはトップタイ
大金を換えるときは 店舗の在庫確認(10万円分のバーツ紙幣はそれなりの束になります)、パスポート原本の携帯、両替後の紙幣枚数の目視確認 を忘れずに。土日も営業している店が多いですが、まとまった金額は午前中の早い時間が在庫的にも安全です。
SILOM EXCHANGE DISTRICT
シーロム両替エリア
SuperRich Thailand 本店・HappyRich・SuperRich 1965 ほか
損しないために押さえる3つのルール
時系列の選び方をシンプルな3ルールにまとめると、こうなります。
- 01
日本側で先に換えない
全国展開大手・日本側空港の両替店でバーツに換えるのは明確に不利(市内シーロム比で 5 万円換算で 約 4,400〜5,500 円 差)。市内に出るための最低限の現金は、到着便のスケジュール次第でスワンナプーム地下1Fか翌朝シーロム で換えるのが定石です。出発前にどうしても準備したいなら、空港両替店ではなく郵送型の外貨両替サービスを検討してください。
- 02
到着フロアでは換えず地下1Fまで降りる
スワンナプーム到着フロア(2F)の両替店は市内シーロム比で 5 万円換算 5,000 円超 の差が出ることがあります。エスカレーターで地下1Fまで降りる数分の手間 で、その差が回避できる構造です。地下1Fは ARL(エアポートレールリンク)乗車口手前で、迷わず到達できます。
- 03
大金はシーロムに集約する
10 万円以上をまとめて換えるなら、シーロムの SuperRich Thailand 本店・HappyRich・SuperRich 1965 本店 が第一候補。全国展開大手・日本側空港の両替店との差は、10 万円で 約 8,700〜11,000 円、20 万円で 約 17,400〜22,000 円 と実額として効いてくる規模で、地下鉄での移動時間に見合う価値があります。空港地下1Fも市内と僅差なので、フライト直結で換えてもほぼ問題ありません。
AREAS
エリア別に見るなら
「自分の旅程に合うエリアで換えるとどうなるか」を確認したい方は、各エリアの詳細ページへどうぞ。
バンコク市内の代表的な両替商街
シーロム(バンコク)
SuperRich Thailand 本店・HappyRich などの主要チェーンが徒歩圏に集中する、バンコクで「迷ったらここ」と言える代表エリア。為替市場の中値に近いレートで、土日も営業している店が多いのが旅行者には心強いです。
シーロムの詳細出発前にできる準備
「タイ到着前にバーツを少し用意しておきたい」という方は、日本側にも選択肢はあります。ただし注意点が1つ:全国展開大手や日本側空港の両替店は、市内シーロムやスワンナプーム地下1Fと比べて 5 万円換算で 約 4,400〜5,500 円 不利です。成田・羽田・関空・中部・福岡などの空港の両替店も同じ水準なので、「日本側空港でとりあえず換える」発想はタイでは外しておくのが合理的です。
日本国内で確実に換えたいなら、郵送型の外貨両替サービスか Wise デビットカード の2択が現実的です。郵送型は全国展開大手や日本側空港の両替店と比べて明確に有利(5 万円換算で 約 2,200〜3,400 円 の差)で、Wise は為替市場の中値に近いレートで現地 ATM 引き出しができます。
JAPAN DEPARTURE GUIDE
日本出発前 両替ガイド
空港・大手両替店・郵送・現地比較
FAQ
よくある質問
Q1.日本側でバーツに換えてから行くのと、現地で換えるのとどちらが得? +
現地で換える方が明確に有利です。全国展開大手や日本側空港の両替店で換えると、バンコク市内シーロムやスワンナプーム地下1Fと比べて 1 万円当たり 約 870〜1,100 円 の差が出ます。5 万円換えれば 約 4,400〜5,500 円 の差で、これはバンコクの屋台パッタイなら 約 15〜18 食ぶんに相当します。日本側では換えずタイへ持ち込み、空港地下1Fか市内で換えるのが定石です。
Q2.スワンナプーム空港と市内、どちらで両替するのが得? +
ほとんど差はありません。市内シーロムの方が僅かに有利ですが、スワンナプーム地下1Fとの差は 1 万円当たり 約 70 円 程度(5 万円換算で 約 370 円)。動線の都合で決めて構いません。空港着後すぐタクシー乗車したいなら地下1F、ホテルチェックイン後でいいなら翌日シーロム、というのが自然な流れです。
Q3.タイ旅行に必要な現金はいくらくらい? +
バンコク中心部での3〜4日の滞在なら、3〜5万円分のバーツ で十分です。中規模以上のレストラン・ショップ・ホテルではVisa/Mastercardが広く使えますが、屋台・市場・トゥクトゥク・ローカル食堂・地下鉄券売機 は現金中心。1日あたり1,000〜2,000バーツの現金を手元に持っておくと安心です。長期滞在や離島・地方都市メインならもう少し多めに。
Q4.深夜0時以降にスワンナプーム空港に到着します、どうすれば? +
スワンナプーム空港には 24時間営業の良レート両替店はありません。地下1Fは深夜0時で閉店、到着フロアは終夜開いていますがレートは不利な水準です。現実的な選択肢は Wiseなどのデビットカードで空港内ATMから必要分を引き出す か、少額だけ到着フロアで換えてホテルへ直行し翌朝シーロムで両替 の二択です。事前にWiseを準備しておくのが最も柔軟です。
Q5.ドンムアン空港(DMK)でも同じ戦略でいいですか? +
基本方針は同じです。ドンムアン空港にも HappyRich の店舗があり、到着ロビー内の両替店より明確に有利(市内シーロムとの差は 5 万円で 約 500 円 程度)。ただし、日本からの就航便でドンムアン利用は 福岡発のタイ・エアアジアX便のみ で、それ以外の日本便はすべてスワンナプーム着です。自分の便がどちらの空港かを事前に確認してください。
Q6.両替にパスポートは必要? +
金額に関わらず必須です。空港両替店も市街地のSuperRichもパスポート提示が一般的なルール。コピー不可・写真不可の店も多いので、両替の日は必ず原本を持参してください。「ホテルに置いてきた」のは現地で意外とよくある失敗です。
Q7.余ったバーツの持ち帰りは? +
日本の税関申告が必要なのは 合計100万円相当を超える外貨 を持ち込み・持ち出しする場合です。一般的な旅行残金(数千〜数万円分のバーツ)なら問題なし。ただし 日本国内でバーツ→円に戻すとスプレッドが広がりやすい ので、できれば現地で使い切るか、次のタイ旅行用に取っておくのが合理的です。