旅する両替手帳 — Field Notes on Travel Currency Exchange
台湾銀行支店の入口外観、緑文字の臺灣銀行窓ガラスが特徴
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台湾の両替

台湾の両替は 「いつ済ませるか」がすべて。
出発前か到着直後にまとめて、滞在中の追加は避けるのがコツ。

レート 2026-06-10

公開 2026-05-16

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Today's best rate

1,882元/万円

台湾銀行

台湾の両替は「どこ」より「いつ」を外す

台湾銀行(BANK OF TAIWAN)支店の入口外観、緑文字の臺灣銀行窓ガラス
台北市内台湾銀行の支店。空港でも市内でも、銀行の公示レートは全国一律で動く。

台湾の 銀行レートは全国一律。台湾銀行・兆豊銀行・中華郵政のレートは、空港でも市内でも、台北でも高雄でも変わりません。だから両替の判断は 「どこで」より「いつ・どうやって」 が肝心になります。

結論を先に言うと、出発前か到着直後にまとめて両替を済ませる のが基本です。台湾は 滞在中に追加で両替するのが意外と面倒な国で、銀行は平日 9:00〜15:30 のみ・土日祝は基本閉店、有人窓口は1回 30TWD の手数料、観光地のモール代理店はレートが明確に悪い、という運用上の罠がいくつもあります。準備の段階で必要分を確保してしまえば、ほとんどの旅行者はあとで困りません

加えて、台湾は 夜市・タクシー・小規模飲食店では現金必須 の場面が多く、外国人旅行者は現金を主軸に、クレジットカードや電子決済は補助 と考えるのが現実的です。Visa/Mastercard クレジットカードや Apple Pay/Google Pay 対応店も中規模以上の店舗では普通に増えていますが、屋台や地方の小規模店では現金以外の選択肢が無いことも珍しくありません。現金を多めに用意しておく前提で計画してください。

Conclusion

3行で言うと、こう。

  • 出発前か到着直後にまとめて両替。滞在中の追加は手数料・営業時間の罠が多い
  • 桃園空港の 自動両替機 が最も簡単な選択肢。24時間・手数料0・台湾銀行と同レート
  • 全国展開大手(Travelex・三菱UFJ ワールドカレンシーなど)や日本側空港の両替店、観光地のモール代理店は明確に不利

RATE COMPARISON

台湾の両替レート 一覧

主要な選択肢を並べた表です。台湾の3行(台湾銀行・兆豊銀行・中華郵政)はほぼ横並びで、全国展開大手や日本側空港の両替店と比べると 5 万円換算で 約 2,400〜3,000 円 の差が出ます。市内・空港の差は無いので、地理的な選び方は不要です。

主要ロケーション 比較

レート 2026-06-10 12:21

Real rate comparison

店舗 1万円→元 評価
台湾銀行 1,882元 😊
兆豊銀行 1,884元 😊
中華郵政 1,878元 😊
成田空港(GPA・成田空港直営両替) 1,792元 😩
羽田空港(日本空港ビルデング外貨両替所) 1,792元 😩
関西空港直営両替 1,792元 😩

50,000円シミュレーション

台湾の主要銀行と成田空港の両替店の差は 5 万円換算で約 2,500 円(約 490 NT$ 相当・夜市の食事数回ぶん)。全国展開大手も空港と同水準で、5 万円換算で 約 2,400〜3,000 円 不利になります。一方、台湾銀行・兆豊銀行・中華郵政の3行どうしは 数十円〜100円程度の差 に収まります。「日本側でまとめて換えない」だけで、ほぼ最良値に近づきます

Best

9,420

兆豊銀行

Worst

8,958

成田空港(GPA・成田空港直営両替)

台湾のおすすめ両替方法

桃園空港の臺灣銀行(BANK OF TAIWAN)外貨両替機2台のブース。TWD・USD・JPY・CNY対応の案内
台湾桃園国際空港桃園空港の台湾銀行外貨両替機。パスポートがあれば到着後すぐ利用できる。

順番に見ていきます。強く推奨されるのは「出発前」と「到着直後」の2つ滞在中の追加両替は、できる限り避けるのが基本です。

1. 出発前に準備するなら

台湾旅行は 「日本にいるうちに必要分を換えてしまう」 が運用上もっとも楽です。理由は単純で、台湾国内はカード決済が弱く現金が必要、かつ滞在中の追加両替には罠が多いから。

日本国内で TWD を用意する選択肢を比較すると、外貨両替ドルユーロ(郵送)が現地の台湾銀行より少し高いが同等帯のレートで、全国展開大手や日本側空港の両替店と比べて 5 万円換算で 約 2,400〜3,000 円 有利です。クレジットカード海外決済(3.85% 上乗せ)ともほぼ同等の水準に着地します。

もう一つの選択肢が Wise デビットカード。台湾の ATM で現地通貨を引き出せて決済もできますが、台湾自体がカード決済の弱い国なので 補助的な使い方 になります。

なお、全国展開大手や成田・羽田・関空・中部・福岡などの空港の両替店は明確に不利。台湾銀行と比べて 5 万円換算で 約 2,400〜3,000 円 の差が出るため、出発前に手元に台湾ドルが欲しい場合の第一候補にはなりません。

Alternative · For pre-departure prep

外貨両替ドルユーロ

出発前に手元に台湾ドル現金を用意しておきたい派。現地の台湾銀行より少し高いが同等帯のレート で自宅に届き、全国展開大手や日本側空港の両替店と比べて明確に有利(5 万円換算で 約 2,400〜3,000 円 差)。台湾旅行とは特に相性が良い選択肢です。出発1週間前までに申し込むのが目安。

Alternative · For frequent travelers

Wise デビットカード

カード決済と ATM 引出しで両替を補助したい派。ただし台湾はそもそもカードが使えない店が多いので、Wise だけで完結させるのは現実的でないかもしれません。「メインは現金、Wise は緊急時の ATM 引出し」 くらいの位置づけが現実的です。

2. 到着直後・桃園空港で済ませるなら

桃園空港24H両替窓口とATMが並ぶCurrency exchangeコーナー。客が手続き中
台湾桃園国際空港・到着ロビー桃園空港の24時間両替窓口とATMコーナー。空港でも市内と同じ全国一律レートで、到着後そのまま換えるのが最短ルート。

桃園国際空港には 台湾銀行・兆豊銀行の窓口と自動両替機 が制限エリア・到着ロビー双方に設置されており、これが台湾旅行で もっとも簡単な選択肢 です。

つまり「市内に行くより不利」という空港特有のデメリットが台湾には存在しません。到着して荷物を受け取り、空港を出る前に必要分を全部換える が最適解です。

なお、制限エリア(荷物受取前)と到着ロビーで店舗が分かれている 点に注意。一旦到着ロビーに出ると制限エリア側の店舗は使えなくなるので、「荷物を取る前に換える」か「到着ロビーで換える」かを最初に決めて から動くと無駄がありません。

3. 滞在中に追加が必要になったら

滞在中の追加両替は、台湾では極力避けたい 行動です。台湾は 曜日と時間で選択肢が急に狭まる国 で、出発前 or 桃園空港で必要分を確保していれば、ここで悩むことはほぼありません。それでもどうしても追加が必要になった場合の選択肢を、状況別に整理しておきます。

台湾「兆豐國際商業銀行 Mega Bank」支店外観とATM看板
台北市内・兆豊銀行台北市内の兆豊銀行(Mega Bank)支店。平日 9:00〜15:30 のみ営業で、滞在中の追加両替は曜日と時間で選択肢が狭まる。
  1. Step 1

    平日 9:00〜15:30

    銀行の自動両替機

    台湾銀行・兆豊銀行が定番

    最寄りの 台湾銀行か兆豊銀行 に行くのが定番。レートは桃園空港と同じで、支店内の自動両替機が使えれば手数料0、有人窓口なら 1回 30TWD です。

  2. Step 2

    平日夕方〜閉店後・土曜午前

    郵便局か昇祥茶行

    銀行が閉まった後の救済枠

    15:30 を過ぎたら 中華郵政(郵便局) が次善策で、平日 17時頃まで営業し、一部店舗は土曜午前も開いています。土曜午前限定では、中山の老舗茶葉店 昇祥茶行 が銀行と同等のレートを出すお店として知られています。

  3. Step 3

    全部閉まる時間帯(深夜・日曜・祝日)

    モール代理店で少額のみ

    緊急用 5,000〜10,000円分に限定

    最後の手段は 新光三越などのモール代理店 です。レートは銀行比で 1 万円あたり 約 300 円 落ちるので、5,000〜10,000円分の緊急用にとどめる のが鉄則。台北101 内の両替所はさらに不利(1 万円あたり約 600 円差)と言われており、近隣に台湾銀行支店があるなら、そちらを優先してください。

…とこのとおり、滞在中の追加両替は 曜日と時間でかなり面倒 になります。出発前または桃園空港でまとめておく のが結局は一番ラクです。

損しないために押さえる3つのルール

新光三越「貴賓中心」内の外貨両替MONEY EXCHANGERカウンター無人時
台北・新光三越百貨店内のモール代理店両替カウンター。銀行比で1万円あたり約300〜600円不利な水準で、まとまった金額には向かない。

台湾でレートを大きく落とすのは、地理的に決まった3つの場所です。観光ついでに「ここでいいや」と換えると、銀行・空港自動機を選んだ場合より明確に損します。この3つを外さないだけで、台湾の両替はほぼ最良値に着地します。

  1. 01

    日本側の空港・全国展開大手

    成田・羽田・関空・中部・福岡などの空港の両替店、および全国展開大手は、台湾銀行と比べて 5 万円換算で 約 2,400〜3,000 円 不利。出発前に手元に台湾ドルが欲しい場合は、空港ではなく 外貨両替ドルユーロの郵送(銀行と同等帯のレート)Wise に振った方が損が少なく済みます。

  2. 02

    台北101 内の両替所

    台北101 ショッピングセンター内の両替所は 1 万円あたり約 600 円 損 する水準と言われており、台湾の観光地でもとくに不利な部類です。観光のついでで換えると、その日の食事代 1〜2 回分を余計に払うことになります。台北101 で買い物予定があるなら、現金は朝のうちにホテル近くの銀行で用意しておくのが鉄則。

  3. 03

    新光三越などのモール代理店

    百貨店内の両替代理店は 銀行比で 1 万円あたり 約 300 円 損 します。土日や夜間で銀行が閉まっている時の 少額(5,000〜10,000 円分)の緊急用 までに留め、まとまった金額をここで換えないようにしてください。

出発前にできる準備

台湾は 桃園空港の自動両替機が銀行レートで24時間使える ため、出発前の大量両替は必須ではありません。それでも「到着後すぐタクシーや MRT に乗りたい」「深夜便で空港の両替店が閉まっているかもしれない」という方は、日本側にも選択肢があります。

ただし 全国展開大手や、成田・羽田・関空・中部・福岡などの空港の両替店は、台湾銀行と比べて 5 万円換算で 約 2,400〜3,000 円 不利。出発前の選択肢は 郵送両替(外貨両替ドルユーロ)か Wise に絞るのが現実的です。詳しい比較は日本出発前ガイドで確認してください。

JAPAN DEPARTURE GUIDE

日本出発前 両替ガイド

空港・大手両替店・郵送・現地比較

FAQ

よくある質問

Q1.台湾旅行に必要な現金はいくらくらい? +
A.

台湾は 東〜東南アジアで一番カードが使えない国 と言われており、現金多めが基本。3〜4日のソウルや香港旅行と同じ感覚で組むと足りなくなります。3〜4日の台北滞在で5〜7万円分 くらいが目安。夜市・タクシー・小規模飲食店・地方都市は現金必須なので、1日あたり1.5〜2万円分の現金 が必要と考えてください。

Q2.桃園空港の自動両替機と有人窓口、どちらが得? +
A.

自動両替機が明確に有利です。レートは銀行(台湾銀行・兆豊銀行)の有人窓口と同じですが、自動機は手数料0、有人は1回30TWD。10万円換える場合でも30TWDの差なので大きくはないですが、レートが同じなら自動機を優先候補にするのが合理的です。日本語表示にも対応しているので操作も簡単です。

Q3.LINE Payが終わったいま、台湾でキャッシュレス決済はできますか? +
A.

外国人旅行者は「現金主軸+カード補助」が現実的です。Visa/Mastercard クレジットカードは中規模以上の店舗・ホテル・百貨店で普通に使えますし、Apple Pay・Google Pay 対応店も増えています。一方で 夜市・タクシー(一部)・小規模飲食店は現金のみ の場面が残るので、Wiseデビットカードや海外対応クレカ+現金 の組合せが安全です。

Q4.銀行で両替するときに必要なものは? +
A.

パスポート原本+宿泊ホテル名と住所 の記入が必要です。コピー・写真は不可。ホテル予約確認メールをスマホに入れておく か、ホテルのカードを持参 すると記入がスムーズです。空港の自動両替機ならパスポートをかざすだけで完結し、住所記入は不要です。

Q5.台北101で両替するのは本当にダメ? +
A.

まとまった金額の両替はおすすめしません。台北101 内の両替所は 1 万円あたり 約 600 円 銀行より損すると言われており、台湾の観光地でもとくに不利な部類です。観光のついでに「ちょうどいいや」と換えてしまうと、その日の食事代 1〜2 回分を余計に払う ことになります。台北101 で買い物する予定があるなら、その日の分の現金は ホテル近くの銀行で朝のうちに用意 が鉄則です。

Q6.土曜の午後に到着、両替できる場所はありますか? +
A.

桃園空港の自動両替機が最も確実です。市内に出てから探すと、銀行は平日のみで閉まっており、昇祥茶行(中山)は土曜午前のみ、新光三越などのモールは開いていますがレートが悪い土曜・日曜・祝日に到着するなら、空港でまとめて換えるのが正解 です。

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